STORY.01
合成繊維の価値をひろげる、
3つのファクトリーブランド
ビッグメゾンも知っている、
昨今の合成繊維の高い価値。
いま、海外の名だたるビッグメゾンが日本の合成繊維を高く評価し、実際に使用しています。しかし、我々日本人の中で、その事実を知っている人は一体どれくらいいるでしょうか。そのような現状に対して、「合成繊維の産地をもっと盛り上げたい」「日本のハイレベルな合成繊維産業をより多くの人に知ってほしい」という思いのもと、KAJI GROUPが立ち上げた3つのファクトリーブランドついて、カジナイロン/ブランドマネージャーの村松さんから話を聞きました。
得意とする繊維の性質を、最大限に生かす。
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KAJI GROUPの強みである「うすくて強い」糸や生地を、最大限に活かして、消費者にも届けれないだろうか、という想いで立ち上げたのがトラベルグッズのブランド「TO&FRO(トゥーアンドフロー)」です。トラベルグッズのトップランナーとして、様々なセレクトショップや路面店で販売されています。
合成繊維の、新しい使い方を提案。
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2つ目は、合成繊維の新しい使い方を具体化した「TIMONE(ティモーネ)」。スポーツアパレルがメインとなっていた合成繊維業界に、「新しい使い方」を提案したかったんです。なので、成人男性をターゲットとした「大人のビジネスブランド」としてTIMONEを立ち上げました。今でこそ合成繊維がスーツに使われることも増えましたが、TIMONEはその走りとされています。
繊維のおもしろさを、世界へ。
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そして3つ目は、合成繊維のおもしろさを伝えていくことを目的として立ち上げられた「KAJIF(カジフ)」です。生地のおもしろさには、クリエイターの人たちも反応してくださり、例えば、ハサミを入れてもほつれない「カッタブル」という生地が、アンリアレイジさんのドレスに使われるなど、様々なブランドとコラボレーションを行っています。今後は、この3つのファクトリーブランドを、より世界へと発信していき、「合成繊維の価値」をもっとひろげていきたいです。